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おじいさん(父)の死を看取る

紙風船:9月27日、おじいさんに投げるとポンとついて返してくれた。
紙ふうせん
お久しぶりです。

おじいさんが逝ってから三週間経ちました。
10月三連休の初日 妻、娘夫婦3組、孫夫婦、孫2人、ひ孫3人、甥3人
16人もに囲まれて、病院の一室で静かに静かに息をひきとりました。

八月の終わりに、もう寿命は来ていますからこのまま苦しむこともなく、あと1~2ヵ月でお亡くなりになるでしょう。と告げられていました。口から物を食べられず、末梢からの点滴栄養だけでは生命を維持していくだけのものがないからだそうです。
それでも相手のことがよくわかったし、看護師さんが「こうして」というとそうしたし、
ときどき「上を向いて歩こう」をうたってくれたし・・・リハビリで立って窓の外の景色も見たし・・・

亡くなる1週間前くらいから、だんだんと言葉が少なくなっていました。
でも、母が行くと 殆ど聞き取れませんが一生懸命話をしたそうです。

3日前、布団をめくると足がむくんでいました。でもおしっこは出ていました。その日はリハビリでベッドに少し座ることもできました。母がずっとついていましたが、紙風船も手に乗せてみていたそうです。

1日前、10月5日 母と一緒に病院に行くと、息が荒く酸素マスクをつけていました。7月17日手術後の数日間から初めてのことでした。気道を確保する状態で頭が下がっていましたから、余計しんどそうに見えました。
主治医の先生から
「この週末から週明けにたぶん逝かれると思います。連休ですから会わせたい人がいたら知らせてあげてください」と言われました。
徐々になんとなくとは思っていましたが、やはりその日がやってきました。
知らせに、姉たちや孫たちが駆けつけてくれました。
10月6日 朝 先生が父の様子を見て、「午前中には逝かれると思います・・・・・・」
その時には、前日の荒い息も治まって静かな呼吸になっていました。
心拍数が減っていき 最後はすぅーっと 0になりました。
先生が臨終を告げ、酸素を外すと、父の顔は一気に色を失いました。

私は先生に父の「死が近い」ということをきいていましたが、
それでも父は血圧も酸素も熱も安定していたから、一体どういう状態になるのだろうと思っていました。
死を看取る というのをインターネットで見ました。講演で使われた冊子のようですが、とても父の状態に近いと感じていました。
ああ、父は お別れをしたんだな と思いました。

そして、あわただしい葬儀でしたが
連休だから、お休みを取る必要がなくて助かり、
稲刈りも終わって、地元の祭にも引っかからず、四十九日もまた11月末の連休。
まるで選んだようだと感心。

お骨はたっぷりあり「この年齢でこんなにしっかり骨が残る方はめずらしいです」と、火葬場の人にも誉められ、
死んでから灰になってもこんなに誉められる人はいないと、みんなさらに感心した次第です。
「壺にぎっしり詰めてきた」と私の娘から報告を受けました。

昔から決して仲の良かった父ではありませんでしたが、
2年間、よく岡山で頑張って暮らしてくれました。そして、多くの身内に看取られ、大勢の人に見送られました。
やっと家に帰ることができてよかったね。最後まで かっこよくいられてよかったねと父にいつも話しかけています。
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Comment

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お久し振りです。

ブログは毎日チエックしていましたが、しばらく更新されなかったので仕事の方が、お忙しいのかと思っていました。

お父上が亡くなられたと知り、本当に残念で言葉もありません。
ご冥福をお祈り申し上げます。

二年間、本当に良くお世話をして上げられたと感心しています。私の父は病気がありましたが、割りと急に亡くなりましたので看病の苦労は知りませんでした。

残されたお母さんは本当に寂しいでしょうから気にかけてあげて下さい。

お父さんの最後の様子を読ませていただき、幸せな一生であった事が良く分かりました。

気落ちせずに、頑張ってください。お悔やみまで・・・

2012.10.27 (Sat) | のん木オジサン #- | URL | Edit

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<のん木オジサン
吉備人「紅一点」と打とうとしたら、「こう言ってん」と変換されe-257・・・
いつも温かいことばをかけてくださってありがとうございます。
のん木オジサンちの猫ちゃんにほーっとしてます。
あったかそうでかわいいですね。

2012.10.29 (Mon) | 吉備人紅一点 #- | URL | Edit

No title

前に新見駅のことでコメントしたものです。

久しぶりにブログを読ませていただいて、
お父様が亡くなられたことを知りました。

とてもよいお見送りをされたと思います。

私の父も、2年前に同じ済生会で、家族に囲まれて逝きました。

入院先に一番近いところにいるのが私だったので、
紅一点さまがお父様について書かれているのを
読むときには、父のことを思い出さずには
いられませんでした。

父は、身を以て私たちに命のなくなっていく様を
見せてくれたと思います。いつか行く私たちを
そこで待っていてくれるんだと思えました。

「最後まで、かっこよくいられてよかったね」
そう娘に言ってもらえるお父さんは幸せだったと思います。

更新してくださってありがとうございました。



2012.10.29 (Mon) | 一番上の #- | URL | Edit

No title

<一番上の 様
コメントが心にしみます。
以前も励ましをいただきましたね。本当にありがとう。みなさんにこのように思っていただいて私はなんて幸せなんでしょう。

今日、洗濯ものを干しながら、竿のこの場所は父のジャージが定位置だったな と思いました。
身近な者それぞれが、いろんなシーンで父のことを思っているのだと思います。

一番上の様、寄せてくださったことばがとても温かい・・・・・・。
月並みな言葉しか出てきませんが、とっても嬉しいです。ありがとうございます。

2012.10.30 (Tue) | 吉備人紅一点 #- | URL | Edit

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