えれぇえれぇ

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「あんたぁ ヨメサン連れのうて来とるんじゃが どねぇしたん」
「あっこもここもいてぇ言うてから 神経痛じゃあ」
「うちのんもいっしょじゃ。そういやー田中の○○子さんも来とったろーが。よーに腰がかごんどるのお」
「仕事をようするけーなー」
「百姓はえれぇ」
「あんたぁ 桃作りょうるんじゃなぁ?」
「もう えれぇえれぇ やめにゃあいけん」
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新見の病院待合室での会話です。
おじいさんは、おばあさんをせっせと病院に連れてきて、ほぼおばあさんの方が長生きしますね・・・。
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ハッケン

今日は映画「ペット」を見ることができた。家族連れ、しかも小さな子ども連れのなかで私たちは最高齢だったと思う。開場までの時間、古い映画館の古い従業員さんが「ここに座って待ちなさい」と家族たちを全員待合の古いソファにかけさせた。席を詰めて仲良く座った。

19日月曜日には、倉敷にお墓参りに行き、久しぶりに美観地区を歩いた。倉敷育ちの夫が今まで知らなかったという明治33年創業の和菓子店「戎堂」で村雀とぼっこう饅頭を買い、道満のかりんとうを買った。
どちらも初めて食べた。ぼっこう饅頭は、そばの香りがこうばしくほろほろした皮と色は薄いけれどコクのある餡。
道満かりんとうは、まわりの黒糖が柔らかく厚く、歯が悪いからと敬遠する人でも食べられる。甘くて深い。

数年前に歩いたときと美観地区とくに本通りの印象は変わり、器や染物、帆布やデニムなどを使った商品が古い造りを活かした店舗に並ぶ職人のまちという感じだった。
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連休中、ワタオニ そう、あの「渡る世間は鬼ばかり」も二夜連続初めてまともに見た。そこで、泉ピン子さん扮する主人公・五月の年齢が58歳 というのも驚きの発見だった。
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おでかけの間、ペットが何をしているかは秘密です。が、ご主人様が帰ってくるころにはこうして玄関で待つのです。

映画館にて

公開以来、休日の度に繰り返された「私は『ペット』が観たい」「オレは『シン・ゴジラ』だ」
意見が分かれて結局行かずじまいで今日にいたった。別々にいけばよさそうなもののやっぱり観た後の感想を共有したい。

連休中日の日曜日。
この日も、時間も調べていざでかける段階になってもどちらを観るかでかなり険悪な状態に。

ずるずるときは過ぎ、メルパでは午前中で最終上映だった「シン・ゴジラ」も13:00からの「ペット」も観られず、イオンシネマに行くことにした。今回は夫が折れて15:00からの「ペット」を観るのだ。

イオンシネマに行くとすごい行列と人。てっきりカウンターで食べ物買っている人たちだと思い、受付のほうにいこうとしたら係りの人に止められた。すみませんが並んでくださいと注意を受ける。本日はいままでで一番多いです。とその係りの人から聞いた。
”「君の名は。」の本日上映分のチケットは完売しました。”とアナウンスして回ってる。掲示板を見ると「ペット」も残席僅かと表示されている。でもまだ2:00前だからきっと大丈夫・・・

意外に早く売り場に到達。「15:00からのペット2枚!」元気よくオーダー。
売り場の女性は座席表を示し「1席しかございません・・・」悲しそうに答えた。

1席って。満席ではなくって1席。
せっかく気持ちをすり合わせてここまでたどり着いたのに。そんなこともあるのだ。

ならば18:10からだったかのジョリーで上映される「シン・ゴジラ」を二人で観ればいいではないか。
お昼ごはんを食べて、イヌの海渡の散歩して出直そう。

イオンの入り口のところにある小さなワインやビールが飲めるお店にはいった。バスで来たから優雅に昼ビールが飲める。
サラダピザが美味しい!結局ビールを2杯ずつ飲んで帰って、ちょっと横になったら「シン・ゴジラ」はどこかにふっとんでしまった。

もうすっかり2本の映画を観た気分だ。
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ここは柳川交差点近く。桃太郎の家来の犬にも”マテ”でしつけているんだ。

秋茄子はうめぇ

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お役所勤めだった父が退職前のこと。「若いもんが入ってきて、もうやりますからいいですゆうて、わしゃー仕事をさせてもらえんのじゃ」とよく嘆いていた。
そして、暇に任せて新聞を熟読していたようで、母が”この頃、じいさんが料理にまで口を出すようになった”とよく文句を言っていた。
ある日、ナスの水漬けを自ら作った。
新聞家庭欄で仕入れた情報なので切り抜くだとか、コピーは憚られたのか律儀にメモしている。
塩でもんで水を入れて・・・こうやってぎゅうっと絞るんじゃ・・・秋茄子はうめぇぞ
ごくりとのどを鳴らすのが聞こえたようだった。味はいまいちだったようでそれ以降は、レシピを見てまでつくる姿は見たことはない。

それから20年以上経って、80をいくつか過ぎたころから、父は何も欲しなくなった。舌や歯や、いろんなところの感覚が鈍ってきて思うような味を感じられなくなったのだと思う。そして、味を想像することもやめ、最後には「○○がうめえぞ」ということもなくなっていった。

今度、中華が食べたいから岡山に行く、やっぱり千屋牛じゃ と、その味を舌に載せる感覚や味を思い、それで一杯やる ― 呑むばかりでほとんど食べなくても、父に「とって至福のときだったと思う。

この季節になると「黒頭巾(黒豆の枝豆)は薄皮を剥いて食うんじゃ」 「芋汁はうめぇぞ」「芋煮がええなぁ」という父の声が聞こえてくる。

夏の終わり


お月見用のススキを取り、に山というか田んぼというか というところに行った。
田の畔は稲刈りシーズンなのできれいに刈られているけれど、山道には秋の草花が咲く。
野菊、はぎ、名前もよくわからない草花多種、思いがけず吾亦紅がたくさん咲いていた。
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とうとう夏も終わってしまうとかんじるのは、畑の元気のなくなったトマトの樹、茎が細くなってぶら下がるゴーヤ、背の高くなったオクラ。葉っぱだけになったきゅうり。赤く熟れたピーマン。

オクラはまだできていますが今度大佐に帰ったときには、もうないかもしれません。ピクルスに。
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IMG_7802.jpg オクラってやつは口に入れるとぬちゃぬちゃするんだな。噛むとぬちゃぬちゃ音がでるし噛む顔もぶさいくだとカアチャンが言う。オレにとって、食べるものの中では最低ランクだな。でも、食べる

早い栗は熟れて口を開けていました。辺りには刈り取った稲の香りが ― 秋だなぁ。

新学期

これは8月30日の写真です。この稲は刈り取られ、お米になって我が家にもやってきたそうです。

8月30日。県北ではすでに新学期が始まっている。駅まで乗る巡回バスには小学生がきちんと座っていたし、列車を待っているのは高校生。朱色の列車は姫新線上り津山行。
この駅では勝山や久世、落合にある高校に通う生徒は津山行き「上り」に乗る。
新見にある高校に通う生徒は反対ホームの「下り」に乗る。同じ中学を出て、ぱっと分かれてしまう。だって同じ中学校なのに地区で学区が違うんだもの。疎遠になってしまったことを思い出す。
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川の向こうに見えるのが私の出た中学校。
といっても私たちは卒業まで木造の旧校舎だったから、この建物は学び舎ではないのだ。
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新学期は嫌いでとくに2学期の始まりは苦痛だった。

なんといっても、第1週の日曜日に行われる運動会がきらい。8月の登校日だったか始業式の日に出場選手を決める。超憂鬱な日。
私は、走るのが遅い。謙遜ではなくて本当に遅い。3年もいっしょにすごしていれば陸上大会、運動会や運動能力測定の50m走ではっきりしているものをなぜか選ばれてしまう。顔が走れそうだから...なんて
(ふだん威張ってるから懲らしめみたいになんてことはないよね。ないよね・・・)勝気な顔なんで仕方ない。ほんとうに嫌だったな。
それに、女先生の指導のもとに、みんなでそろってやるダンス系も苦手。なかなかおぼえられないのだもの。

思えば学校生活ではいやなことが多くて、きらいなことが大半で、よく過ごすことができたと今では思う。いつの時代にもどりたいかと問われたら、学校生活を送っていたころはまずない。好きだったのは美術と国語と社会の歴史だけ。こんなに無責任にはっきり言えるのは、わが子が大きくなって学校に関係なくなったからかな。
この9月の空気を嗅ぐと「あー仕方ないな また抜かれるし」と覚悟を決めて走り、クラスメイトの「あ~あ」というため息の聞こえる運動会の朝を思い出すのだ。
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